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ジュンパ・ラヒリ 「停電の夜に」


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これも本棚のこやしになっていた1冊です。。。

買っただけで 満足してしまう時が たまにある
悪い癖です。。。

これは アメリカの有名な文学賞を総ナメにした作品だそうです

この本には 9編の短編が収められています

この作者は ロンドンに生まれ アメリカで育ったインド人(ベンガル人?)の女性です
そしてこの短編のほとんどが インド人の物語です
インドからの移民や カーストの最下層に属する人々
アメリカで暮らす平凡な夫婦…等々

ただ 人種差別などの社会的なモチーフを扱った作品はほとんどなく
いかにもという様な ドラスティックな展開はありません
国や人種を問わず共通する 普遍的な生活が語られています
そんな淡々とした日常を鮮やかに切り取り 
そこに移ろう人々の哀切な情景が 切々と描かれています

描写がとてもセンシティブで また1編1編に重量感があり、読み応えがありました

表題の作品は
子供を死産してから 完全に冷え切ってしまった夫婦が
夜毎 1時間行われる停電をきっかけに 夫婦仲を取り戻すことができるのか…
という内容です
確か 映画化もされていると思います
私は観ていませんが…

澄みきった朝の空気のような 凛とした文章に
とにかく引き込まれました
素朴でしみじみとした感動や切なさが この本にはありました




川上弘美 「おめでとう」


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12編の恋愛小説が収められた短編集です

私がこの作者を好きな理由はたくさんありますが 
恋愛の物語においては なんといっても
ありふれた恋愛話を さらりとした文体で淡々と綴っているのにもかかわらず
非常に肉感的で 情緒豊かな作品に昇華させる術を持っているからだと思います
特に過激な描写をしているわけではないのに 
時になまめかしささえ感じます

時として 稚拙にも思える文章が
心の奥の やわらかいひだのような部分を
ちくりちくりと刺激してきます

「冬一日」という短編では
最後の方で 主人公の不倫相手が言った たった一言に胸を打たれました

余計な言葉を重ねることのない文体は直截的で 
だからこそ 深く心に染み渡るのだと思います


この作者の綴る恋愛の物語を 女として読む事ができて良かった
読む度に つくづく思う私です




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2012.04.22 / Top↑
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